施餓鬼供養

いつも当店のブログをご拝読いただきましてありがとうございます。

先日、日頃からお世話になっている池下の妙元寺(曹洞宗)で施餓鬼法要のお手伝いに行ってきたので記事にしてみました。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

毎年7月24日と決まっているので、一年に一度のお手伝いさせていただいています。
お施餓鬼は、地域の檀家さまやお寺の関係者の人々が集まり、亡くなった方々の供養を行う大切な日です。

施餓鬼供養の意味とは?

施餓鬼(せがき)とは、餓鬼道に堕ちた霊を供養する仏教の行事。
餓鬼道の霊は飢えと渇きに苦しんでいるとされ、施餓鬼供養ではその霊たちに飲食物を供えることで、その苦しみを和らげるとされています。
この供養を通じて、亡くなった方々への感謝の気持ちを表し、生きている者たちも共に心を新たにする機会となります。

施餓鬼法要の準備とお手伝い

施餓鬼は、一つのお寺だけでは開催出来ず、それぞれご縁のお寺さまが8名ほど集まって行われます。
私たちは、この法要を支えるために裏方としてお手伝いをさせていただいています。
お寺さまのお接待や檀家さまへのお下がりやお土産のご用意など、さまざまな役割を担っています。

法要の前には、訪れる方々に感謝の気持ちを込めてお接待を行います。
お抹茶とお菓子のご接待。
檀家さまには、法要の後にお下がりやお土産をお渡しし、一つ一つに温かい心を込めて手渡しています。
床の間には、庵主さまが、お庭に咲いた花を素敵に生けられていて勉強になるのです。

施餓鬼供養

青山俊董さまのご法話

施餓鬼法要の後には、青山俊董さまによるご法話が行われます。
91歳になられる青山先生のお話は、本当に勉強になります。
約1時間ほどのご法話ですが、その内容は深く心に響くもので、多くの参加者が耳を傾けます。ご法話を通じて、亡くなった方々への供養の意義を改めて感じ、生きる者同士の繋がりを強く感じることができます。

コロナ禍を乗り越えて再び開催

コロナ禍の影響で一時中止されていた施餓鬼法要ですが、昨年から開催するようになり、今年も無事に開催できました。
多くの方々が参加し、共に供養の時間を過ごしました。再び開催できることの喜びを、地域の皆さまと共有できることに感謝しています。

まとめ

池下の妙元寺で行われる施餓鬼法要は、地域の大切な伝統行事です。施餓鬼供養の意味を感じながら、お寺さまや檀家さまと共に心を合わせて供養を行う時間は、私たちにとっても大切なひとときです。
多くの先輩方もおられ勉強にもなります。
来年もぜひ、多くの方々にご参加いただき、一緒にこの大切な行事を支えていきたいと思っています。

皆さまも、菩提寺さまの施餓鬼供養には是非参加して、共に心を合わせ、供養の意義を感じながら過ごすひとときを過ごせますよう願っております。

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