【念珠リメイク事例】大切なお数珠を宗派に合わせて修理・仕立て直し

こんにちは。仏壇仏具専門店の奥村です。

本日は、お客様からお預かりした本式念珠(数珠)の修理・リメイク事例を2件ご紹介

どちらも大切にお使いになられていたお念珠を、宗派に合わせて房や仕様を整え、長くご愛用いただけるよう心を込めて仕立て直しました。

① 珊瑚のお数珠を門徒様用にリメイク(画像1枚目)

真宗大谷派の門徒様からご依頼を受けた、白珊瑚の本式念珠です。

当初は別宗派の仕様でしたが、門徒様用としてふさわしいように、くすんでいた房を「灰白(はいじろ)」の正絹頭房に変更し、親玉の下には「蓮如結び」を入れて、しっかりとお仕立てさせていただきました。

色味も上品で、手に取った時のしっくりくる感じが印象的でした。

② 真言宗様のお念珠を梵天房にリメイク(画像2枚目)

こちらは真言宗の男性のお客様よりご依頼をいただいた、茶系の珠が美しい本式念珠です。白檀だそうで、繋ぐ時に良き香りが

長年お使いになっていた房が、モサモサと痛んでしまったとのことで、今回房を硬めの「小田巻梵天房」に変更いたしました。耐久性があり、重厚感のある雰囲気になり、真言宗の格式にもよく合います。

長く大切に使えるお念珠のために

念珠はご先祖様への供養のこころを形にした、とても大切な仏具です。房の色や形、結び方には宗派ごとのしきたりがあります。

今回のように、お数珠を宗派に合わせてリメイク・修理することで、さらに長く、そして正しくお使いいただくことができます。

念珠修理・リメイク承ります

奥村仏具店では、念珠の修理や房の付け替え、宗派に合わせたリメイクを承っております。

・房がほつれてきた

・宗派が変わったので仕立て直したい

・ご両親やご先祖から譲り受けた数珠をきちんと整えたい

そんな時は、ぜひご相談ください。

職人がひとつひとつ丁寧に、お仕立て直しいたします。

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