日蓮宗とは、法華宗とも称し鎌倉時代中期に日蓮(にちれん)によって興された宗派です。山梨県の身延山久遠寺を総本山としています。

1.日蓮宗の仏壇

お仏壇は、ご本尊を祀るためのミニチュアのお寺と言われていますが、日蓮宗のお仏壇は、どんな形のものを選ばれても宜しいでしょう。
金仏壇でも良いですし、最近では、紫檀や黒檀などの銘木を使用した唐木仏壇や現代的な作りの家具調のお仏壇を選ぶ方が多くなっています。

2.日蓮宗の仏像、脇侍、脇仏

日蓮宗で祀るご本尊は、大曼荼羅です。もしくは、三宝尊をまつります。さらに開祖である日蓮聖人もお祀りします。

三宝尊

日蓮上人

脇侍には、子供や安産の神様である鬼子母神、そして家内安全の神様である大黒天をお祀りします。一般的に、鬼子母神が右側、大黒天が左側ですが、この位置は地域やお寺様のお考え方によっても異なることが多いです。

3.日蓮宗の仏具

お仏壇には、ご本尊やお位牌を祀るだけではありません。ご本尊様やご先祖のお位牌にお供え物をするための仏具を用意します。
仏具に大きな決まりはありませんが、御本尊様にお水やご飯を供えるための茶湯器や仏飯器。三具足や五具足と呼ばれる、香炉、花立、火立て(燭台)を用意しましょう。
他には、霊具膳や灯篭、お鈴、高坏などです。
まず、御本尊様の前に、茶湯器と仏飯器。脇侍の前にも仏飯器。
一段下がった段に、お位牌。
さらに一段下がった段に、三具足を左から花立、香炉、火立ての順に
五具足の場合は、左右一対ずつ花立と火立てを置き、中央に香炉を並べます。
高坏は、お仏壇の両サイドの置ける場所に一対供えます。

日蓮宗では、木魚でなく木柾(もくしょう)という梵音具をつかいます。

4.日蓮宗のお位牌

お位牌は、お亡くなりになった方の戒名を記すためのものです。
四十九日までに、白木の位牌から、黒塗りの本位牌に変えましょう。
戒名についてはコチラにも書いていますのでご参考に。
戒名について

まとめ

日蓮宗では、大きな決まりごとは少なく、お仏壇にあうサイズのご本尊をお祀りし、仏具をご用意ください。形は、お住まいの住宅事情やご予算に応じて合わせてお選びください。
是非、弊社までお尋ねください。

こちらでも日蓮宗の記事は書いています。

日蓮宗の仏具 飾り方

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